Chillin Homie⑤ SHOW ME THE MONEY8での軌跡【後編】
韓国で人気を博すHIPHOPサバイバル番組「SHOW ME THE MONEY」のシーズン7、8、9と参加したラッパーChillin Homie。
本記事では、シーズン8の七次予選から九次予選までのChillin Homieの軌跡をご紹介します😊
八次予選はChillin Homieの原点を知ることができる戦いでしたので、そちらも注目していただきたいです!
Chillin Homieのプロフィールについてはこちら↓
「SHOW ME THE MONEY8」三次予選までの記事はこちら↓
「SHOW ME THE MONEY8」六次予選までの記事はこちら↓
七次予選 クルー対抗戦
精鋭メンバー11人選抜戦を通過したChillin Homie。
七次予選は「クルー対抗戦」です。
1対1crewバトルなどこれまでは個人戦が主だった予選。
しかしこの戦いから団体戦の要素も強くなり、ラップ・スキルだけでなくパフォーマンス面においても、より完成度の高いステージが求められるようになってきます!
流れはこちら↓
①BGM-v crewと40 crewで先攻後攻をじゃんけんで決め、メンバーごとに交互にラップを披露。
②3回2先勝のルールで、引き分けとなった場合のみラウンド3を行う。
③敗北したクルーから1人脱落。
今回も公正性を期するため特別審査員を召還。
五次予選に引き続き、「SHOW ME THE MONEY」審査員経験者であるPALOALTO、優勝者のBasick、実力がある参加経験者のTakeOneとLil Boiが参加。
さらに、新たに審査員経験者のThe Quiettと参加経験者であるLoopy、CHABOOM、Junofloが加わりました。
ラウンド1はChillin HomieがいるBGM-v crewが先攻。
Chillin Homieは6番目のビートStromzyの『Vossi Bop』を選択しました。
原曲はこちら↓
プロデューサーらはChillin Homieの力強いラップを期待。
Chillin Homieは、「俺のラップは常識を超える」と自身のラップに対する強い自信を表現しました。
しかし、最後に歌詞ミス😢
CHABOOMが同じビートを選んだBullyと比べて「Chillin Homieの方が強かった」と評価する一方で、Basicは「ミスして不利になった」と指摘。
順調に歌詞ミスなく進んでいた分、ここにきて緊張したのでしょうか。
少し残念なステージでした。
ただ今回はcrew戦。
BGM-v crew自体はラウンド1・2ともに勝利し、脱落者なしの結果に。
Chillin Homie、助かりました😊
クルー対抗戦の様子はこちら↓
八次予選 音源バトル
「次のミッションも必ず進みます。」と決意を新たにしたChillin Homie。
生き残った21人が挑む八次予選は「音源バトル」です。
各クルー2曲ずつ4チームに分かれてステージを披露し、各チームから一人ずつ脱落者を決めるというもの。
ようやくラッパーらがプロデュースされステージに立つ段階になりました😊
ここまで長かったですね笑。
Chillin HomieはBGM-v crewの「바다(海)」チーム。
서동현 ,Yong b,Woodie Gochild,최엘비と同じチームです。
「바다」は、荒々しく力強いラップを得意とするChillin Homieには合わない優しい雰囲気のビートのため、「合う歌詞がなく、難しそう。」と不安げな様子のChillin Homie。
「つらさを乗り越える航海」というGiriboyの曲のイメージを聞き、自分のスタイルを捨てるのではなく生かし、うまく表現できる方法を模索しました。
そして、歌詞を考えるために原点に戻ることにし、充電もかねて故郷である浦項市北区に帰ります。
番組内では、ラッパーとしての道を選んだ理由がChillin Homieの実家で語られます。
それは、ただ純粋にNaflaとLoopyが格好良く一緒にステージに立ちたかったため。
やればできると思い、母親に18歳の時に退学して音楽をやりたいと言いました。
急な話だったため最初は反対されましたが、ラッパーとしての道を歩みだします。
その後少しですが、NaflaとLoopyと「SHOW ME THE MONEY777」で同じ参加者の立場として共演を果たし、シーズン8では舞台を評価され、嬉しかったのではないでしょうか。
自分の得意ではないビートに挑戦することついて、母親に相談するChillin Homie。
「これまでいろいろ試してきたのだから、チャンスと思って頑張りなさい」と励まされます。
「音楽の道へ進むと浦項で決意を固めて、地元に恥じないよう成功してやる」という内容を歌詞に込め、「海の男」だからやれると決意を新たにしました。
「幸せを感じる感動的な舞台」と好評を博した「바다」。
Chillin Homieは、Kid Milliに「合わないと思いきや予想以上に良かったです」と評価され、音源バトルを無事通過しました😊
Chillin Homieの実家訪問エピソードはこちら↓
音源バトルの様子はこちら↓
九次予選 クルーディスバトル
九次予選は全部で3回行われる「クルーディスバトル」です。
対戦相手はチームごとに決定。2つのクルーの代表プロデューサー各1名が1回戦ごとにじゃんけんし、勝ったプロデューサーのクルーに相手を指名する権利が与えられます。(BGM-v crewが全勝でした笑。)
Chillin Homieは、対戦相手にDonutmanを指名。
Donutmanは、クルー対抗戦の際に、「備えていると言いながらアルバムが出ない」とChillin Homieをディスったラッパー。
そのリベンジでしょうか。
「落とします」と言ったDonutmanに対して、「過激にやります」と返しました。
ちなみに、クルーディスバトルの前に「SMTM運動会」が行われました。
(ラッパーサバイバルなのに運動会とは笑。)
とは言っても、サバイバル番組の一環。
勝利したクルーには、ディスバトルの順序の決定権が与えられます。
ラウンド3に参加するChillin Homieは、「脚力対決」に挑戦。
「力に自信がない」と言いつつ、YunBに勝利しました😀
運動会の結果、ラウンド1とラウンド3においてBGM-v crewが順序の決定権をGETし、先攻を選択しました。
「脚力対決」の様子はこちら↓
そしていよいよディスバトル。
今シーズン初の観客投票が行われます。(各ラウンド終了後一回の投票。)
3ROUNDに登場したChillin Homie。
「残酷にしたくて作詞に時間がかかった」とのこと。
まずドーナツを食べて「腐ってるね」と吐き捨てる強気なパフォーマンスから始めます。
しかし、ビートが始まってすぐに歌詞を忘れてしまいました😢
何とかラップを再開しますが、半分ほど過ぎてしまい歌詞が伝わらず。
後攻のDonutmanはミスなくラップを披露。
結果、3ROUNDは93票対7票で40 crewが勝利し、クルー対決も2対1で40 crewの勝利。
BGM-v crewから脱落者1名が選ばれることになり、残念ながら大きなミスをしたChillin Homieが脱落しました😢
クルーディスバトルの様子はこちら↓
まとめ
Chillin Homieは、クルーディスバトルのミスについて「最初に急に怒りがこみあげて興奮した」と反省。
Giriboyが「Chillin Homieはうまくやっていたら大丈夫だったのに」と惜しむように、ラップの実力自体への期待は高いため、余計に残念な結果でした。
感情面のコントロールなどが舞台上でしっかりできるようになり、歌詞ミスをなくせば、もっと先に進めるのではないでしょうか。
シーズン7に比べてシーズン8でははるかに多くの予選を通過したChillin Homie。
「ミスをしたので脱落して当然。去年より前に進めたので自分を責めません。本当にいい思い出です。プロデューサーやメンバーとも個人的に仲良くでき、幸せに過ごせたと思います。」と振り返っています。
実りのある参加になったようで嬉しいです😊
③から⑤にかけて、Chillin Homieの「SHOW ME THE MONEY8」での軌跡をご紹介しました。
次回からは、最新シーズン「SHOW ME THE MONEY9」でのChillin Homieの軌跡を追いたいと思います!